日田グリーン化事業「天領木の会」
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基本情報
- グループの名称
- 日田グリーン化事業「天領木の会」
- 地域型住宅の名称
- 日田杉活用住宅「天領木の家」
- 結成年
- 2012年
- グループ連絡先
- 株式会社日田十条/小野健太郎
- 事務局住所
- 〒877-0061
大分県日田市大字石井777番地 - 電話番号
- 0973-22-3791
- 担当e-mail
- setoseizai5@gmail.com
- グループ代表者
- 株式会社天領木
荒川 政勝 - グループHP
- https://www.t-kirin.ne.jp
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グループの取組み・特徴
- グループのPRポイント
- 2012年、「地域型住宅ブランド化事業」の時に【日田グリーン化事業「天領木の会」】を結成し、今年で12年目を迎えている。当初、前年に発生した東日本大震災を受け、改めて耐震性に優れ、安心・安全・健康・快適な家づくりがこれからは求められると考え、全棟を長期優良住宅やゼロエネルギー住宅等の高性能住宅とすることを目標にした。また、地場産業である林業を活性化したいとの思いから、可能な限り地域材を使用(主要構造材の80%以上)することとした。当初、施工の構成員の中にはグループの代表を務める会社の下請け業者をしている会社もあったが、経験を積むことで高性能住宅を学び、また補助金の申請業務等も指導を受け、自社で高性能住宅を請け負い、補助金を活用することが出来るようになっている。近年では九州北部豪雨や熊本・大分地震を受け、災害時への迅速な対応がこれからの最重要課題と考え、月1回の会合「天木会」では災害時アラートチームの結成やそれに伴う研修会を重ねている。実績も構成員も増やしていくことで、情報の共有ができ、更に良い家づくりを広げていけると確信している。
- 地域型住宅の性能について
- 本グループの拠点となる大分県日田市は、周囲を山々に囲まれた盆地特有の内陸性気候で、夏は最高気温が日本一になるなど非常に暑く、冬は九州とは思えないほど寒い寒暖の差が激しい地域の為、外皮性能を高断熱化することが重要になってくる。また地域の特産物である日田杉に代表されるような木材を多く使用(主要構造材の80%以上に地域材を使用する規定)した家づくりをすることで、快適な住空間が実現できると考える。木材には優れた調湿性があり、またその香りには心をリラックスさせる作用がある。木の温もりや癒し効果が住む人の五感に響く【安心・安全・健康・快適】をテーマとした地域型住宅を目指している。
- 地域材の活用について
- 日田は江戸時代、幕府の直轄地・天領として栄えた歴史と文化の調和の取れた街である。その広大な土地の8割を緑豊かな森林が占めており、その森には日本三大美林の一つと言われる良質な杉が育ち、古くから「日田杉」として知られている。日田杉の特徴は表面が硬く、赤身の部分が多く、害虫や湿気による被害を受けにくい材質で建築用資材として用いられることが多いが、今や過疎化が進み木材需要の低迷や平成3年の台風被害などで荒廃林野の増加、製材量の減少などの多くの問題を抱えている。しかし、先人達が育てはぐくんできた「木材のまち」を引き継いでいくために日田杉を「天領木」として再ブランド化し、需要を伸ばす足掛かりとなる様に、グループの規定として、主要構造材80%以上に地域材を使用することとした。
- 引き渡し後の維持管理について
- 入居者に維持保全計画(30年間)の点検項目や点検の時期などの説明。
維持保全計画(30年間)の更新・取替の時期、内容などに応じて補修やリフォーム推進。
メンテナンス実施に関する報告書を入居者と事務局に提出。