石川木の家普及委員会
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基本情報
- グループの名称
- 石川木の家普及委員会
- 地域型住宅の名称
- 北陸五季に対応する家づくりブランド事業
- 結成年
- 2009年
- グループ連絡先
- 株式会社イノベーションジャパン/阿部大樹
- 事務局住所
- 〒921-8062
石川県金沢市新保本4丁目66番地6 - 電話番号
- 076-290-8008
- 担当e-mail
- h-abe@e-himawari.co.jp
- グループ代表者
- イシモク・エモリ株式会社
中野 敦朗 - グループHP
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グループの取組み・特徴
- グループのPRポイント
- 北陸は、瓦屋根が軒並みに並んでいる住宅街が特徴的です。北陸の気候風土、街並みにあった住宅の建築形態をブランド化する事、そして、SDGsの取組に参画し、地域型住宅の性能を提案しています。①母屋の屋根を瓦の提案。(街並み維持、劣化対策)11 ②軒の出・庇の提案。(街並み維持、省エネ)7,13 ③畳、左官工事を利用する。(伝統継承)11 ④敷地内緑化の提案。(温暖化対策、街並み維持)15 ⑤住宅性能表示制度の高齢者等級2以上を目標とする提案。(高齢化への取組)3 ⑥設計・建設性能表示の取得(信頼)11、12 ⑦BELS認証の取得(省エネへの取組)7、13 以上の7項目を地域型住宅の性能として取り組みを行っています。また、北陸にある伝統的な街並み(黒瓦の利用)や住宅様式(和室、茶室)を提案し、伝統継承する事を目的に、瓦、畳、珪藻土(漆喰)の利用、県産材木材の利用の啓蒙を行います。
- 地域型住宅の性能について
- 北陸の気候は、積雪がある冬と、熱く湿潤な夏を特徴とし、熱帯多雨地域に匹敵する量の雨が降る梅雨があります。四季ではなく五季と言われるのも、気候の変化が激しく、人や家にとっては温暖地域と言いながらも過酷な気候だと言われています。
上記の気候を考慮する中で、①冬に対しては少しでも基準値より高い断熱性能を向上させる事。(UA値0.65以下)②夏においては日射遮蔽を考える。(軒の出の提案、またはLow-Eガラス等)③湿潤な気候に対して結露等に強い家を建てる事(劣化等級3)を基準とした建物としています。
また、住宅性能表示制度の構造等級2以上を取得できるように、委員会で協力し、協調しながら委員会内の性能の向上に努めています。
- 地域材の活用について
- 北陸の住宅において、国産材の木材を、構造材や内装材、外構などに広く活用し、地域材の地産地消を啓発していく事を推進しています。そして、北陸の魅力ある地域産材である、能登ひば、かが杉、立山杉を積極的に住宅に普及させること、林業の活性化を啓発することを目的としています。
その為、次の内容を活用のルールとしています。
・主要構造材(土台、柱、梁、桁)の50%以上の木材を地域材として利用。
・柱は国産材を必ず利用。
・羽柄材に対しては、間柱全てを地域材として利用。
・仕上材に関して床材・壁材・天井材に関して、地域材を使用することを推奨。
また、石川県で生産される小松瓦、能登の珪藻土を利用して北陸に住む『石川木の家』が地球環境に貢献し、長持ちする家を作ることを目的として、地域材を活用していきます。
- 引き渡し後の維持管理について
- 石川木の家普及委員会の維持管理については、維持保全計画書の内容に合わせて、2年、5年、10年、15年、20年、25年、30年の点検を行う事基準とし、点検の1か月前に点検の案内を送付する事を各工務店に行って頂いています。点検項目は、社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会の「既存住宅現況検査技術者のチェックシート」を利用することで各工務店との共通化を図り、点検項目が共通化される事で分かりやすい内容にしています。そして、劣化事象が判断された場合工務店が補修を行う事としています。